タイトル
2026 年度 第3学期
全学共通科目/英語科目/教養教育科目 昼間
日英区分: 日本語
モノづくりベンチャー創出概論
Introduction to Manufacturing Venture Creation
 
講義番号 科目区分 学期
912071 全学共通科目 第3学期
ナンバリングコード 教室
KCZZ0GEFZ1---N 一般教育棟D41教室
必修・選択の別 メディア授業科目
選択必修 -
単位数 曜日・時限
1 木3〜4
担当教員(ローマ字表記)
志水 武史 [SHIMIZU Takeshi], 塚田 周平 [TSUKADA Shuhei]
持続可能な開発目標(SDGs)
  • すべての人に健康と福祉を
  • 質の高い教育をみんなに
  • 働きがいも経済成長も
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
対象学生
全
他学部学生の履修の可否
可
連絡先
shimizu.takeshi@okayama-u.ac.jp
オフィスアワー
3学期木曜13~14時 自然科学研究科棟5階509号室、要予約
学部・研究科独自の項目
使用言語
日本語
授業の概要
講座は、KOBASHI HOLDINGS(株)、(株)リバネス、UntroD Capital Japan(株)等が実践してきたベンチャー創出・育成の知見をもとに、モノづくりベンチャーがどのように生まれ、成長し、社会に価値を実装していくのかを実践的に学ぶ講義である。
本講座で扱う「モノづくりベンチャー」は、工学系・理系の学生のみを対象とするものではない。社会課題をどのように捉えるか、誰にどのような価値を届けるか、どのようなチーム、資本、パートナーシップによって事業を形にするかという視点は、文系・理系を問わず、すべての学生に関わるものである。そのため、本講座では、技術そのものの専門性だけでなく、課題発見、顧客理解、事業構想、チーム形成、資金調達、社会実装といった幅広い観点から、文理融合によるベンチャー創出を学ぶ。
本講座では、モノづくり、スタートアップ支援、ディープテック投資、大学発ベンチャー創出等の第一線で実務に携わるゲスト講師を招き、多様な実例をもとに学ぶ。具体的には、モノづくりベンチャーに必要となる問いの立て方、研究シーズや科学技術の価値の見立て、ビジネスモデルの構築、設計・試作・量産、製造パートナーとの連携、品質・安全性・サプライチェーン、資金調達、起業チーム形成等について理解を深める。
到達目標
・文理を問わず、モノづくりベンチャーがどのように生まれ、社会に価値を実装していくのかを理解できる。
・研究シーズや科学技術の価値を、課題、用途、事業化可能性の観点から多面的に整理できる。
・技術や研究成果が価値として届く相手を想定し、初期のビジネスモデルを検討できる。
・設計、試作、量産、品質、安全性、サプライチェーン等、モノづくりベンチャーに必要な製造上の論点を理解できる。
・研究シーズを事業化するために必要なチーム形成、資金調達、投資家・支援者との関係を理解できる。
・研究者、企業、起業家、投資家等との対話を通じて、課題、技術、モノづくり、ビジネスモデル、チーム、資本を接続した事業化仮説を構築できる。
・文系・理系それぞれの知見や関心を活かし、社会課題解決に向けた文理融合型の事業創出について考えることができる。
授業計画
第1回 社会に必要な技術を事業にする
ユーグレナの事例を中心に、研究成果や個人の想いがどのように会社になり、500億円規模の売上を持つベンチャーへ成長していくのかを俯瞰する。創業者だけでなく、CXO(経営人材)、VC、製造パートナーなど、社会実装に必要な役割を理解する。

第2回 自らの問いに出会う
リバネスが支援してきたディープテックベンチャー創出の事例をもとに、自身の問いや関心を整理し、社会に実装したい問いを自ら言語化する。技術を持たない学生も、どのような役割で社会実装に関われるかを考える。

第3回 水産の未来を考える
ディープテックベンチャー関係者をゲスト講師として招き、「海を休ませるために、陸上に小さな海をつくる。」をコンセプトに、自律分散型の陸上養殖システムを開発する事業事例を通じて、水産を再設計する社会実装の可能性を学ぶ。

第4回 栽培環境を制御する農業の形
ディープテックベンチャー関係者をゲスト講師として招き、栽培環境制御を軸に人工光型植物工場の変革に挑む事業事例を通じて、農業の新たな可能性を知る。

第5回 廃棄物を資源に変える・製造現場をより安全に
ディープテックベンチャー関係者をゲスト講師として招き、「微生物で生活環境を整備する」をミッションに、微生物制御によるバイオマスリサイクルシステムを開発する事業事例を通じて、資源循環技術の可能性を学ぶ。また後半は他のディープテックベンチャー関係者をゲスト講師として招き、耐熱・フレキシブル・薄型の超音波センサーにより、石油・化学プラント等のトラブルを未然に防ぐ技術を開発する事業事例を通じて大学発技術の社会実装の事例を学ぶ。

第6回 モノづくりでアイデアをかたちにする
アイデアや研究シーズは、モノとして具体化されることで、社会の課題に対する解決策として届く。KOBASHIの実践知をもとに、いかに技術をかたちにするのかを学ぶ。また、事例を通じて知識と知識の組み合わせによるモノづくりが未解決の課題を解決する高い可能性があることを学ぶ。

第7回 地球を耕すアントレプレナーへの第一歩
学びとレポートを踏まえ、自分が何を社会に実装したいのかを言語化する。KOBASHIの「地球を耕す」という理念と接続し、自身の次の一歩を明確にする。
授業時間外の学習(予習・復習)方法(成績評価への反映についても含む)
受講者には、各回の講義内容を踏まえた事前・事後学習、研究シーズ調査、顧客仮説整理、事業構想作成、最終発表に向けた資料作成等を求める場合がある。
授業形態・学習方法
(1)授業形態-全授業時間に対する[講義形式]:[講義形式以外]の実施割合
60% : 40%
(2)授業形態-授業全体の中のアクティブ・ラーニングの内容
協働的活動(ペア・グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなど)
半分未満
対話的活動(教員からの問いかけ、質疑応答など)
ほぼ毎回
思考活動(クリティカル・シンキングの実行、問いを立てるなど)
ほぼ毎回
理解の確認・促進(問題演習、小テスト、小レポート、授業の振り返りなど)
ほぼ毎回
(3)授業形態-実践型科目タイプ
Bタイプ(社会連携の実践活動を一部取り入れている)
(4)授業形態-履修者への連絡事項

文化・言語・国籍の違い、年齢・性別や障がい等の理由により、受講に際して特別な配慮を必要とする場合は事前にご相談ください。
使用メディア・機器・人的支援の活用
(1-1)視聴覚メディア(PowerPointのスライド、CD、DVDなど)
1~2回程度
(1-2)学習管理システム(Moodleなど)
ほぼ毎回
(1-3)人的支援(ゲストスピーカー、TA、ボランティアなど)
半分以上
(2)履修者への連絡事項
日本語資料のプロジェクタ投影を多用します。配慮が必要な場合は履修登録する前に担当教員に相談して下さい。
教科書
備考
参考書
備考
成績評価
授業への参加状況、各回のワーク・振り返り、最終発表及び最終成果物により総合的に評価する。評価割合は、授業参加・ディスカッションへの貢献を30%、各回のワーク・ミニレポートを30%、最終発表及び最終成果物を40%とする。
受講要件
特になし
教職課程該当科目
該当なし
JABEEとの関連
関連しない
持続可能な開発目標(SDGs)

(保健)あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(経済成長と雇用)包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
実務経験のある教員による授業科目
該当する
担当非常勤講師は教育・人材開発・研究支援・ベンチャー創業支援を行う民間企業に従事(執行役員)
備考/履修上の注意
特になし

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本科目は、抽選対象科目です。
抽選で当選した学生あるいは、追加募集で当選した学生以外履修できません。
所属学部の掲示板及び岡山大学公式HPを確認のうえ,指定された期間内に抽選登録してください。
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/student/kyomu1_5.html
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学習成果(LCOs)
「学修成果(LCOs)」 関連するコア・コンピテンシー 評価の方法
創造・想像のプロセスを通して、新たな発想・発見につなげることができる。 問題解決力 講義における演習内容および講義に対する提出レポートの内容で評価
問題に対して論理的解決策を主体的に組み立てることができる。 論理的思考力 講義における演習内容および講義に対する提出レポートの内容で評価
自分の目指す専門領域以外の幅広い分野に対して関心を寄せることができる。 人類の文化、社会と自然に関する知識の理解 講義における演習内容および講義に対する提出レポートの内容で評価
情報の収集・分析・活用から積極的かつ効果的な情報発信ができる。 情報リテラシー 講義における演習内容および講義に対する提出レポートの内容で評価
社会的課題に関するテーマを設定し、解決方法を設計できる。 問題解決力 講義における演習内容および講義に対する提出レポートの内容で評価
目的を達成するために、自らの持てる資質を管理し、適切に運用することができる。 自己管理力 講義における演習内容および講義に対する提出レポートの内容で評価
個人および社会発展のために、将来に向けたビジョンと戦略を計画できる。 市民としての社会的責任 講義における演習内容および講義に対する提出レポートの内容で評価
※コア・コンピテンシーに関する説明
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