タイトル
2025 年度 3・4学期
教育学研究科  
日英区分: 日本語
スケジュール科学特論演習
Special Studies in Schedule Science: Seminar
 
講義番号 科目区分 学期
227603   3・4学期
ナンバリングコード 教室
UMSZ1EUEZ6003N  
必修・選択の別 メディア授業科目
 
単位数 曜日・時限
2 その他
担当教員(ローマ字表記)
寺澤 孝文 [TERASAWA Takafumi], 山本 康裕 [YAMAMOTO Yasuhiro], 安永 和央 [YASUNAGA Kazuhiro], 田邊 彰洋 [TANABE Akihiro], 宮道 力 [MIYAJI Chikara]
持続可能な開発目標(SDGs)
  • 貧困をなくそう
  • 質の高い教育をみんなに
対象学生
他学部学生の履修の可否
連絡先
mic_class「アット」okayama-u.ac.jp(件名の中に「質問」と入れ、本文に学籍番号を必ず入れること)
オフィスアワー
メールにて要予約
学部・研究科独自の項目
使用言語
日本語
授業の概要
高精度教育ビッグデータの収集と解析、フィードバックに必要なスケジューリングの原理と技術基盤、および集約されるデータの構造、解析の方法を詳述し、その後、スケジュールをプログラムで表現し、スケジューリングを実行するために必要な知識とスキルを学修する。スケジューリング法は、人間の経験を詳細に表現し、個々の経験の影響を縦断的に、詳細にまた正確に測定し、評価するために必要な原理を含んでいる。それにより自ら新しいスケジュールを開発できるようになることを目指す。民間企業等でマイクロステップ・スタディのようなスケジューリングとテスト原理を活用するサービスを提供するためには必須の授業となる。スケジューリングの原理は、人間の経験を詳細に表現する一つの方法と、個々の経験の影響を縦断的に、詳細にまた正確に測定し、評価するために必要な原理を含んでいる。それゆえ、教育に限らず、広告効果等の様々な縦断的行動データを測定し、その効果を科学的に評価していくサービス等の開発にもつながる。
到達目標
スケジュールをプログラムで表現し、スケジューリングの実行とビッグデータの集約、フィードバックデータの生成まで実施できるようにする。

授業計画
第1回:スケジューリングの原理(1)スケジュールの定義
第2回:スケジューリングの原理(2)タイミング条件の表記法(呈示ユニット、イベントユニット、条件ユニット、遅延)、副次ユニット
第3回:スケジューリングの原理(3)心理尺度と学習コンテンツの構造
第4回:スケジューリングの原理(4)学習者の登録システムの概要
第5回:高精度ビッグデータの解析(1)データ形式
第6回:高精度ビッグデータの解析(2)エクセルのピポットテーブルによる集計

第7回から15回は、受講生の目的に応じて、プログラミングレベルでスケジューリングの実行からデータ集約の他、マルチレベル分析を用いたデータ解析の具体等を紹介する。
授業時間外の学習(予習・復習)方法(成績評価への反映についても含む)
授業において別途指示する
授業形態・学習方法
(1)授業形態-全授業時間に対する[講義形式]:[講義形式以外]の実施割合
80% : 20%
(2)授業形態-授業全体の中のアクティブ・ラーニングの内容
協働的活動(ペア・グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなど)
半分未満
対話的活動(教員からの問いかけ、質疑応答など)
半分未満
思考活動(クリティカル・シンキングの実行、問いを立てるなど)
ほぼ毎回
理解の確認・促進(問題演習、小テスト、小レポート、授業の振り返りなど)
1~2回程度
(3)授業形態-実践型科目タイプ
該当しない
(4)授業形態-履修者への連絡事項
配慮が必要な場合は相談してください
使用メディア・機器・人的支援の活用
(1-1)視聴覚メディア(PowerPointのスライド、CD、DVDなど)
1~2回程度
(1-2)学習管理システム(Moodleなど)
1~2回程度
(1-3)人的支援(ゲストスピーカー、TA、ボランティアなど)
1~2回程度
(2)履修者への連絡事項
配慮が必要な場合は履修登録する前に担当教員に相談して下さい。
教科書
備考
教科書は用いず適宜資料を配布する
参考書
参考書1 ISBN 978-4-7599-2380-3
書名 高精度教育ビッグデータで変わる記憶と教育の常識 : マイクロステップ・スケジューリングによる知識習得の効率化
著者名 寺澤孝文編著
出版社 風間書房 出版年 2021
参考書2 ISBN 9784762822216
書名 おもしろ記憶のラボラトリー
著者名 森敏昭編著 ; 21世紀の認知心理学を創る会著
出版社 北大路書房 出版年 2001
参考書3 ISBN 9784563052201
書名 基礎心理学入門
著者名 田山忠行, 須藤昇共編
出版社 培風館 出版年 2012
参考書4 ISBN 9784762829154
書名 英語教育学と認知心理学のクロスポイント : 小学校から大学までの英語学習を考える
著者名 太田信夫, 佐久間康之編著
出版社 北大路書房 出版年 2016
備考
成績評価
授業への出席と主体的関与の程度、および授業中に課す課題およびレポートを総合して評価する。
受講要件
学習心理学特論ABとExcelとRを用いたデータ解析を履修することを受講要件とする。また、マルチレベル分析法に関わる授業(集中の予定)も受講を強く推奨する。
授業の前半は、学習心理学特論演習の受講生と連携した授業を行う。

教職課程該当科目
該当しない
JABEEとの関連
関連しない
持続可能な開発目標(SDGs)

(貧困)あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる。
(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
実務経験のある教員による授業科目
備考/履修上の注意
特にない
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