タイトル
2024 年度 後期
環境生命自然科学研究科 博士前期課程 環境生命自然科学専攻 数理情報科学学位プログラム
日英区分: 日本語
音声音響インタフェース論
Speech and Sound Interface
 
講義番号 科目区分 学期
50E014   後期
ナンバリングコード 教室
KACC0NEMZ6001N 工学部4号館303
必修・選択の別 メディア授業科目
 
単位数 曜日・時限
2 水1〜2
担当教員(ローマ字表記)
原 直 [HARA Sunao], 原 直 [HARA Sunao]
対象学生
他学部学生の履修の可否
対象学生の項目を参照
連絡先
hara@okayama-u.ac.jp
オフィスアワー
メールかTeamsチャットで事前に予約すること
学部・研究科独自の項目
なし
使用言語
日本語
授業の概要
本講義では,音声音響インタフェースの一つとして,音声対話システムへの理解を深める.
音声対話システムを構成する基礎要素として,音声認識システムの構成と基礎技術を解説し,その後,対話管理,言語理解,応答生成について解説する.
近年では,深層学習に基づく技術が利用されていることから,それらの技術も適宜紹介する.
また,Python言語による簡単なプログラム作成課題を通して,要素技術への理解を深める.
学習目的
音声認識システムや音声対話システムへの理解を深めるとともに,ユーザインタフェースとしての音のメリットとデメリットを理解することを目指す.
到達目標
(1) 音声認識システムや音声対話システムの基礎知識を習得すること
(2) 音を扱うコンピュータプログラムの作成を体験すること
授業計画
(連続する2時間(50分×2)の授業を1回としている)

第1回 概要,音声認識 (1)
第2回 音声認識 (2)
第3回 音響モデル (1):HMM-based modeling
第4回 音響モデル (2):DNN-based modeling
第5回 言語モデルと話者認識
第6回 Project A:音声認識とテキスト音声合成 (1) ※個人製作
第7回 Project A:音声認識とテキスト音声合成 (2) ※個人製作
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第8回 音声対話システム (1):対話管理と評価
第9回 音声対話システム (2):音声言語理解
第10回 音声対話システム (3):応答生成
第11回 Project B:タスク指向対話 ※個人製作
第12回 Project C:音声対話システム (1) ※グループ製作
第13回 Project C:音声対話システム (2) ※グループ製作
第14回 Project C:音声対話システムのデモ発表
授業時間外の学習(予習・復習)方法(成績評価への反映についても含む)
授業において別途指示する
授業形態
(1)授業形態-全授業時間に対する[講義形式]:[講義形式以外]の実施割合
50% : 50%
(2)授業全体中のアクティブ・ラーニング
協働的活動(ペア・グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなど)
半分以上
対話的活動(教員からの問いかけ、質疑応答など)
半分未満
思考活動(クリティカル・シンキングの実行、問いを立てるなど)
半分以上
理解の確認・促進(問題演習、小テスト、小レポート、授業の振り返りなど)
半分以上
(3)授業形態-実践型科目タイプ
該当しない
(4)授業形態-履修者への連絡事項
音声の発声や聴取に関する実習課題や,複数人でのグループワークを含みます.
配慮が必要な場合は事前に相談してください.
使用メディア・機器・人的支援の活用
視聴覚メディア(PowerPointのスライド、CD、DVDなど)
ほぼ毎回
学習管理システム(Moodleなど)
ほぼ毎回
人的支援(ゲストスピーカー、TA、ボランティアなど)
なし
履修者への連絡事項
スライド資料を講義中に提示しながら,説明を行う.
プログラム作成課題のある回では,ノートPCも持参すること.
教科書
備考
スライド資料やプログラムソースコードのひな型は,Moodle等で配布する.
参考書
参考書1 ISBN 9784339013672
書名 音声(下)
著者名 岩野公司編著 ; 河原達也 [ほか] 共著
出版社 コロナ社 出版年 2023
参考書2 ISBN 9784274229541
書名 音声対話システム : 基礎から実装まで
著者名 井上昂治, 河原達也共著
出版社 オーム社 出版年 2022
備考
主に,前半7回は「音声(下)」の内容であり,後半7回は「音声対話システム」の内容である.
成績評価基準(授業評価方法)
各回のシャトルシート(合計40%),各Practiceのレポート(3 x 20%)を基本として,総合的に判断する.
受講要件
Pythonを用いたプログラミングを行うため,最低限のプログラム作成知識が必要である.
講義中に,一部不完全なプログラムソースコードを提供する.ソースコードを読み,適切に書き加えたり,修正したりする程度の技術が必要となる.
教職課程該当科目
該当しない
JABEEとの関連
該当しない
持続可能な開発目標(SDGs)

実務経験のある教員による授業科目
備考/履修上の注意
最低限のプログラム作成知識を有することを期待する.
講義中に利用する言語は python 3.x であるが,他言語であっても経験があれば問題はない.
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