タイトル
2024 年度 第4学期
工学部 工学科化学・生命系
日英区分: 日本語
細胞工学
Applied Biology
 
講義番号 科目区分 学期
099656   第4学期
ナンバリングコード 教室
NBAE0ENAB3002N 一般教育棟E11教室
必修・選択の別 メディア授業科目
 
単位数 曜日・時限
1 火3〜4
担当教員(ローマ字表記)
金山 直樹 [KANAYAMA Naoki]
対象学生
工学部化学・生命系生命工学コースR3~入学生
他学部学生の履修の可否
対象学生の項目を参照
連絡先
251-8198
e-mail: nkanayam(at)okayama-u.ac.jp
(at)を@に変えてください。
オフィスアワー
随時可
工学部6号館452号室
学部・研究科独自の項目
有機化学、生化学全般
使用言語
日本語
授業の概要
高等動物細胞の構造と細胞内小器官の役割について解説し、生命現象を支える細胞の全体像について理解する。また、ハイブリドーマの作製を始めとする細胞工学技術の基礎に加えて、細胞機能の遺伝子工学的改変技術、遺伝子改変動物の作製法とこれらの技術のバイオテクノロジー分野への応用について述べる
学習目的
高等動物細胞の構造と機能について理解する。
また、細胞工学的技術の基礎と応用についても理解する。
到達目標
前半については、動物細胞の細胞内小器官の構造と機能について理解する。
後半については、ハイブリドーマの作製法、動物細胞への遺伝子導入法に重点をおいて理解する。さらに、遺伝子操作による変異動物の作製法の基礎理論に関しても理解する。
授業計画
1) 細胞工学の基礎概念について/動物細胞の基本構造とその研究法
2) 細胞膜の基本構造と膜を介する物質輸送の機構/ 細胞質および核
3) 小胞体とゴルジ体/リソソームとミトコンドリア
4) 細胞内でのタンパク質の配置決定の機構/細胞骨格、細胞分裂と細胞周期
5) 動物細胞の培養とその応用/細胞融合とモノクローナル抗体の作製
6) 動物細胞への遺伝子導入/動物細胞における遺伝子発現制御
7) 個体レベルの細胞工学/多能性幹細胞の細胞工学
8) 試験
授業時間外の学習(予習・復習)方法(成績評価への反映についても含む)
予習:次回予定範囲について教科書を読んでおく。
復習:配付資料と講義範囲の教科書を読んで学習内容を復習する。学習範囲のレポートを作成する。
授業形態
(1)授業形態-全授業時間に対する[講義形式]:[講義形式以外]の実施割合
90% : 10%
(2)授業全体中のアクティブ・ラーニング
協働的活動(ペア・グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなど)
少ない
対話的活動(教員からの問いかけ、質疑応答など)
少ない
思考活動(クリティカル・シンキングの実行、問いを立てるなど)
少ない
理解の確認・促進(問題演習、小テスト、小レポート、授業の振り返りなど)
多い
(3)授業形態-実践型科目タイプ
該当しない
(4)授業形態-履修者への連絡事項
教科書に基づいて教員が作成したパワーポイントを用いて、随時、板書も交えて講義する。パワーポイントで映し出す内容は、印刷物として配布する。毎回、レポート、小テストを課し、学生の理解度を確認するとともに、予習・復習を促す。
使用メディア・機器・人的支援の活用
視聴覚メディア(PowerPointのスライド、CD、DVDなど)
多い
学習管理システム(Moodleなど)
少ない
人的支援(ゲストスピーカー、TA、ボランティアなど)
なし
履修者への連絡事項
パワーポイントを使用。板書あり。
教科書
教科書1 ISBN 406139830X
書名 細胞工学
著者名 永井和夫 [ほか] 著
出版社 講談社 出版年 2010
備考
テキストとして永井和夫ら著 改訂「細胞工学」(講談社サイエンティフィク)を用いる。
他に適時プリントを配布する。
参考書
参考書1 ISBN 4524226826
書名 Essential細胞生物学
著者名 Bruce Alberts [ほか] 著 ; 青山聖子 [ほか] 訳
出版社 南江堂 出版年 2021
備考
参考書として、Essential 細胞生物学(南江堂)が優れている。
成績評価基準(授業評価方法)
前回の講義の内容をまとめてレポートとして提出する。
講義の最後に理解度テストを実施する。
総合評価は、レポート10点+小テスト10点+期末試験80点で評価する。ただし、レポートの提出回数が少ない者は落第とする。
受講要件
特になし
教職課程該当科目
高一種(理科)※入学年度によって取り扱いが異なるため,必ずご自身の入学年度の学生便覧をご確認ください。
JABEEとの関連
関連なし。
持続可能な開発目標(SDGs)

実務経験のある教員による授業科目
備考/履修上の注意
生化学、有機化学の基礎に関する講義は履修済みであること。
講義内容の習得効率を上げるために、予習・復習をすること。
レポート・理解度テストを復習時にうまく利用すること。
学習成果(LCOs)
「学修成果(LCOs)」 関連するコア・コンピテンシー 評価の方法
化学・生命工学分野の基礎知識を理解し,説明することができる。 化学・生命工学分野の基礎知識力 レポート、小テスト、期末テストによって総合的に評価する。
化学・生命工学分野の基礎知識を課題解決へと応用することができる。 化学・生命工学分野の基礎知識の応用能力 レポート、小テスト、期末テストによって総合的に評価する。
応用化学分野・生命科学分野に関連する諸問題を発見・把握することができる 社会課題を発見・把握する能力 レポート、小テスト、期末テストによって総合的に評価する。
応用化学分野・生命科学分野の専門知識に基づいて,課題解決のための新しい化学技術・バイオテクノロジーを創出することができる。 課題解決のための新しい化学技術・バイオテクノロジーを創出する能力 レポート、小テスト、期末テストによって総合的に評価する。
自主的,継続的に学習を続け,必要に応じて新しい知識や技能を取得および活用できる。 継続的学習能力 小テスト、レポート
※コア・コンピテンシーに関する説明
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