タイトル
2024 年度 第4学期
工学部 工学科情報・電気・数理データサイエンス系
日英区分: 日本語
情報工学実験C(ソフトウェア)
Information Technology Experiments C (Computer Software)
 
講義番号 科目区分 学期
098423   第4学期
ナンバリングコード 教室
KABZ2ENJE3002N 工学部4号館プログラミング演習室1
必修・選択の別 メディア授業科目
 
単位数 曜日・時限
3 火3〜7,金3〜7
担当教員(ローマ字表記)
林 冬惠 [LIN Donghui], 稲吉 弘樹 [INAYOSHI Hiroki], 小林 諭 [KOBAYASHI Satoru], 山内 利宏 [YAMAUCHI Toshihiro]
持続可能な開発目標(SDGs)
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • つくる責任つかう責任
  • パートナーシップで目標を達成しよう
対象学生
工学部情報・電気・数理データサイエンス系情報工学コースR3~入学生
他学部学生の履修の可否
対象学生の項目を参照
連絡先
担当教員
オフィスアワー
担当教員の指示に従うこと.
学部・研究科独自の項目
なし
使用言語
日本語
授業の概要
手続き型プログラミング言語のコンパイラの作成実験を通して,コンパイラの基礎となる理論,アセンブラ言語,アルゴリズム,データ構造,プログラミング技法を理解するとともに,比較的大規模なソフトウェア開発手法を体得する.また,ネットワークプログラミング実験を通して,ネットワークを介したプログラムの動作を総合的に理解し,クライアント・サーバ方式によるソフトウェア構成手法を学ぶ.
学習目的
本実験では,コンピュータシステムのソフトウェアとネットワークに関する基本的かつ重要な技術を扱う.
到達目標
・コンパイラの構造と動作原理を理解する.
・コンパイラの基礎技術(字句解析,構文解析,コード生成)を理解する.
・TCP/IP とソケット通信を題材にして,ネットワークを介したプログラムの動作を総合的に理解する.
・C言語によるクライアントサーバプログラムの構成法を学ぶ.
授業計画
授業計画 (連続する5時間(50分×5)の授業を1回としている)
第1回(コンパイラ) : yacc/lex の使い方
第2回(コンパイラ) : 言語仕様定義
第3回(コンパイラ) : yacc/lex を使った言語の実装 〜構文解析まで
第4回(コンパイラ) : AST(抽象構文木)
第5回(ネットワーク) : ファイル入出力処理プログラムの作成
第6回(ネットワーク) : 簡易Webクライアントプログラムの作成
第7回(ネットワーク) : クライアント・サーバモデルに基づくプログラムの作成
第8回(ネットワーク) : クライアント・サーバモデルに基づくプログラムの作成と発展課題の説明
第9回(ネットワーク) : プログラム作成の続き
第10回(コンパイラ) : アセンブラ言語とコード生成基礎
第11回(コンパイラ) : 記号表の作成
第12回(コンパイラ) : 算術式のコード生成実装 / 中間試問
第13回(コンパイラ) : 制御文に関するコード生成実装
第14回(コンパイラ) : エミュレータによる動作確認
最終試問
授業時間外の学習(予習・復習)方法(成績評価への反映についても含む)
授業時間外でも演習室で実験可能.
授業形態
(1)授業形態-全授業時間に対する[講義形式]:[講義形式以外]の実施割合
30% : 70%
(2)授業全体中のアクティブ・ラーニング
協働的活動(ペア・グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなど)
半分以上
対話的活動(教員からの問いかけ、質疑応答など)
半分未満
思考活動(クリティカル・シンキングの実行、問いを立てるなど)
ほぼ毎回
理解の確認・促進(問題演習、小テスト、小レポート、授業の振り返りなど)
半分以上
(3)授業形態-実践型科目タイプ
該当しない
(4)授業形態-履修者への連絡事項
プログラミング演習室のコンピュータを用いて実験を行う.
使用メディア・機器・人的支援の活用
視聴覚メディア(PowerPointのスライド、CD、DVDなど)
半分以上
学習管理システム(Moodleなど)
半分未満
人的支援(ゲストスピーカー、TA、ボランティアなど)
半分以上
履修者への連絡事項
プログラミング演習室のコンピュータを使用.
TAあり.
教科書
備考
Web (Moodle)で資料を配布する.
参考書
備考
実験の時間内に指示する.
成績評価基準(授業評価方法)
実験レポートや試問により総合的に評価する.
受講要件
学生便覧に記載の履修要件を参照のこと
教職課程該当科目
高一種(情報)※入学年度によって取り扱いが異なるため,必ずご自身の入学年度の学生便覧をご確認ください。
JABEEとの関連
関連しない
持続可能な開発目標(SDGs)

(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(持続可能な生産と消費)持続可能な生産消費形態を確保する。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
実務経験のある教員による授業科目
備考/履修上の注意
履修上の注意については,ガイダンス時の説明をよく聞いておくこと.実験へ毎回出席し,すべてのレポートや課題を必ず提出すること.また,試問に必ず出席すること.
学習成果(LCOs)
「学修成果(LCOs)」 関連するコア・コンピテンシー 評価の方法
工学・自然科学分野に関する基礎知識を修得し,これらの知識を技術的専門知識と関連づけ,整理することができる。 工学・自然科学の知的基盤 演習で作成したプログラム,実験レポート,及び試問により,評価する.
情報・数理データサイエンス分野の基礎知識を修得し,これらの知識を技術的専門知識と関連づけることができる。 情報・数理データサイエンスの知的基盤 演習で作成したプログラム,実験レポート,及び試問により,評価する.
代表的なプログラミング言語の文法,特徴,背後にある思想や数学的理論を理解し,適切なプログラムを作成できる。 プログラミング言語の理解と実践 演習で作成したプログラム,実験レポート,及び試問により,評価する.
コンピュータのハードウェアとソフトウェアに関する技術を理解し,目的に応じた情報処理システムを設計できる。 情報処理システムの理解と応用 演習で作成したプログラム,実験レポート,及び試問により,評価する.
論理的かつ効果的な記述,口頭発表,討議ができる。 コミュニケーション能力 演習で作成したプログラム,実験レポート,及び試問により,評価する.
自主的,継続的に学習を続け,必要に応じて新しい知識や技能を取得および活用できる。 継続的学習能力 演習で作成したプログラム,実験レポート,及び試問により,評価する.
※コア・コンピテンシーに関する説明
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