タイトル
2024 年度 3・4学期
経済学部 経済学科
日英区分: 日本語
実践コミュニケーション論
Theory and Practice of Communication
 
講義番号 科目区分 学期
040608 専門教育科目 3・4学期
ナンバリングコード 教室
LCEA1ECED1001N  
必修・選択の別 メディア授業科目
 
単位数 曜日・時限
2 水5〜6
担当教員(ローマ字表記)
長光 正明 [Nagamitsu Masaaki]
持続可能な開発目標(SDGs)
  • 質の高い教育をみんなに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • パートナーシップで目標を達成しよう
対象学生
原則として、経済学部1年次以上10名及び工学部1年次以上10名が基本。(MP・GDP学生も認める場合がある。)
他学部学生の履修の可否
連絡先
mas@optic.or.jp
オフィスアワー
授業直前後
学部・研究科独自の項目
特になし
使用言語
日本語
授業の概要
・産学連携かつ学部横断型の課題解決型学習(PBL)の手法により、アクティブラーニングを実践し、グローバル社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な「社会人基礎力」のうち、特に「チームで働く力」を鍛える授業である。
・講義とミニ演習を通じて、チーム活動を円滑に進めるための技法、協働して独創的な発想を生み出す技法などを習得する。
・経済学部と工学部の学生が混成チームを組み、企業が抱える現実の課題、特にグローバル視点(国際取引の視点)からの課題に対し、チーム毎の解決策を考える。成果発表会では、教員など関係者を前にプレゼンし、そのプレゼン力を競うと共に、いかに協働して企業のグローバル的課題を解決したかを競う。
・PBLテーマは下記(但し、変更になる可能性がある):
  ・情報から誰一人取り残されないために~インクルーシブを目指した岡山モデルの構築~(ヒアリング先協力企業のPBL)
  ・有望商品の実践的な輸出企画書の作成
  ・有望商品の実践的な輸入企画書の作成 など
・授業の詳細は、次の講義サイトを参照のこと:
 http://www.e.okayama-u.ac.jp/practice_communication/
・受講定員は経済学部と工学部あわせて20名(経済10、工学10が基本)

2024年度の【Aクラス】協力企業
OHK岡山放送株式会社 予定
学習目的
PBLによる「社会人基礎力」のうち「チームで働く力」、特にグローバル企業で実践する「チームで働く力」を身につけると共に、これを通じて、特にグローバル・ビジネス環境におけるビジネス・コミュニケーション力を修得する。
到達目標
・他者の思考と自己の思考の違いを認識し、その認識を通じて他人から見た自己の価値を理解する。
・個人の意思決定とチームの意思決定の違いを認識し、チームによる思考や意思決定のポイントを理解する。
・チーム活動を通じて価値を導き出すことの難しさと大切さを理解し、チーム活動を円滑に進めるための技法を習得する。
・特にグローバル社会に対応したチーム活動によるPBLを通じ、チームで課題を解決していくためのスキル及び国際取引のスキルを修得する。
・会社訪問、ヒアリング、課題解決結果の発表、コメント拝聴などを通じて、社会人のコミュニケーションのベースラインをもとに、自身のコミュニケーションを振り返り、改善点を見出す。
・訪問企業の国際担当者とのヒアリングにより、チームでのPBLの解決案と実際に実践されている解決策と比較し最適解を構築する。
・ESDの手法によるSDGsへ向けたグローバル的視野にたつ人材を育成する。
授業計画
【Aクラス】
第1回 10月02日(水):オリエンテーション
第2回 10月09日(水):授業の目的
第3回 10月16日(水):授業の意義
第4回 10月23日(水):授業の進め方
第5回 10月30日(水):第1課題(1-1)の説明
第6回 11月13日(水):課題解決の話し合いと協力企業へのヒアリングの準備
第7回 11月20日(水):協力企業へのヒアリング(予定時間13:00現地集合~16:00現地解散)
⇒企業訪問のため、通常の講義時間の前後に時間を必要とします。なお、新型コロナの影響により中止になることもあります。
第8回 11月27日(水):ヒアリングのまとめとプレゼン(第1課題の解決策の発表)
第9回 12月04日(水):第2課題(2-1)の説明
第10回12月11日(水):課題解決の話し合い
第11回12月18日(水):プレゼンテーション(第2課題の解決策の発表)及び振り返り
第12回01月08日(水):第3課題(3-1)の説明
第13回01月15日(水):課題解決の話し合い
第14回01月22日(水):プレゼンテーション(第3課題の解決策の発表)及び振り返り
第15回01月29日(水):成果発表会@文法経講義棟12番講義室
第16回02月05日(水):振り返り
授業時間外の学習(予習・復習)方法(成績評価への反映についても含む)
・授業時間外の学習は必須である。
・授業の振り返りとPBLテーマに関するレポート及びグループワーク。
・成績評価に反映する。
授業形態
(1)授業形態-全授業時間に対する[講義形式]:[講義形式以外]の実施割合
10% : 90%
(2)授業全体中のアクティブ・ラーニング
協働的活動(ペア・グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなど)
ほぼ毎回
対話的活動(教員からの問いかけ、質疑応答など)
ほぼ毎回
思考活動(クリティカル・シンキングの実行、問いを立てるなど)
ほぼ毎回
理解の確認・促進(問題演習、小テスト、小レポート、授業の振り返りなど)
ほぼ毎回
(3)授業形態-実践型科目タイプ
Bタイプ(社会連携の実践活動を一部取り入れている)
(4)授業形態-履修者への連絡事項
・チーム(各チーム4人前後)作業の体験を通したコミュニケーションを体験的に学ぶ。
・企業の実際の課題に対して、社員になったつもりで真剣に課題解決を考える。実践的グローバル・ビジネスの課題を取り上げるため、今まで触れる機会がほとんどなかった分野であるため、ややハードルが高いと感じるかもしれないが、学生なりの知識と感性を生かして、真剣に議論し合うことが必要。
・出席が重視される。
・授業時間内にチーム作業が完結しない場合は、授業時間外で、個人で予習したり、準備したりする作業と共に、チームメンバー間で連絡を取り合い、チームとしての成果の向上に責任をもつ態度が求められる。
・ 講師のURLにアップしているテキストに沿って授業を進める。そのテキストは、どこにいてもいつでも閲覧でき、予習でき、復習でき、プリントアウト可能となっている。
使用メディア・機器・人的支援の活用
視聴覚メディア(PowerPointのスライド、CD、DVDなど)
ほぼ毎回
学習管理システム(Moodleなど)
1~2回程度
人的支援(ゲストスピーカー、TA、ボランティアなど)
ほぼ毎回
履修者への連絡事項
各自のパソコン及びUSB メモリスティックの持参。
教科書
備考
担当教員が開設しているインターネットのウェブサイトにある「デジタル教科書」による。
参考書
備考
特に指定しない。主にネット上の情報が参考書となる。
成績評価基準(授業評価方法)
毎回の出席は必須である。レポート、チームへの貢献度、チームとの連携度合い、チームにおける活動内容、チームによるプレゼンテーション等により総合的に評価する。
配点割合は、出席に対して70%、チームワーク及びレポート等に対して30%を基準に、総合的に判断する。
受講要件
・すべての日程(企業訪問を含む)に出席できること
・自分の行動に責任を持ち、チームに貢献すること
教職課程該当科目
該当しない
JABEEとの関連
関連しない
持続可能な開発目標(SDGs)

(教育)すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(実施手段)持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する。
実務経験のある教員による授業科目
該当する
企業経営者、JETRO貿易投資アドバイザー活動経験、国際取引関係セミナーの講師経験、商工会議所貿易専門相談員活動経験など、いずれも30年以上に渡る実務経験を有する。
備考/履修上の注意
・指定の期日までに、エントリーすること。
・応募者多数の場合は、成績やエントリー内容により選考を行う。
・履修した場合は、途中放棄はしないこと(選考に漏れた人に気の毒である)
学習成果(LCOs)
「学修成果(LCOs)」 関連するコア・コンピテンシー 評価の方法
自然や社会の多様な問題に関心を持ち、探求心を高めることができる。 人類の文化、社会と自然に関する知識の理解 チームワーク+ディスカッション
人間や社会の問題を多面的に捉え、解決に向けて論理的・多角的に考えることができる。 論理的思考力 チームワーク+ディスカッション
経済・経営・会計に関する専門的な知識を習得している。 論理的思考力 課題+プレゼンテーション
習得した専門的な知識を様々な場面で適切に応用することができる。 問題解決力 課題+プレゼンテーション
自らすすんでエビデンスに基づいた情報を収集することができる。 情報リテラシー 課題+発表
収集した情報から的確な分析をすることができる。 論理的思考力 ディスカッション+チームワーク
情報の収集と分析を適切に活用することができる。 問題解決力 課題+チームワーク
情報の収集・分析・活用から積極的かつ効果的な情報発信ができる。 情報リテラシー 課題+ディスカッション+チームワーク
異文化を受容しつつ、多言語を習得することができる。 多文化・異文化に関する知識の理解 ディスカッション
他者と共に生活するための言語的または非言語的なコミュニケーション能力を有し、意思疎通ができる。 コミュニケーション・スキル チームワーク
社会の一員として、自分が果たすべき役割を見出し、説明することができる。 チームワーク・リーダーシップ 課題+ディスカッション+チームワーク
専門的な知識に基づき、社会の中の課題を発見し、解決に向けて行動することができる。 問題解決力 課題+ディスカッション+チームワーク
自立した個人としてふさわしい言動を選択することができる。 自己管理力 課題+プレゼンテーション
常に謙虚な姿勢で自らを省察し、自分自身の向上に努めることができる。 生涯学習力 チームワーク
専門的知識を活かして、自分や社会の未来にむけた計画を設計できる。 市民としての社会的責任 課題+発表
※コア・コンピテンシーに関する説明
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