本授業では、国家資格である「知的財産管理技能検定」2級合格相当の力をつけることを目的とします。
本授業の前半では、企業の研究開発部門に在籍する技術者には必須の発明創出から特許化までのプロセスを学習します。
特許法の概論を学び、発明および特許のイメージを固めた後に、出願から権利化までの特許化ステップを理解する.そのプロセスで、書類クリップの請求項作成など各種レポートを通じて体験的に理解をはかる。実用新案についても説明します。
また、特許プラットフォーム("J-Plat-Pat")を用いた特許検索演習を行い、現在の担当テーマに役立つ特許情報を探し出しレポート化し、担当テーマにどのようにその特許が役立つのかをショートプレゼンテーションして頂き、受講生相互で採点します。他受講者の発表に対して質問した場合は加点します。
後半では、意匠、商標、著作権、不正競争防止法、育成者権、独占禁止法および民法の一部についても理解を深めます。 その他の知的財産についても概論を説明し、法律で何が保護されるのかを良く理解した後に、類否判定や例外規定などを学び、レポートで基礎的理解を深めます。
最終試験は、知的財産管理技能検定2級相当の出題により、筆記試験を行います(資料持ち込み禁止)。
場所 工学部 1号館 第5講義室(2階)の予定。
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