タイトル
2021 年度 第3学期
環境理工学部 環境デザイン工学科
日英区分: 日本語
振動学Ⅱ
Environmental Vibrations II
 
講義番号 科目区分 学期
102116   第3学期
ナンバリングコード 教室
MDCB0ESCZ3003N 環境理工棟101講義室
必修・選択の別
 
単位数 曜日・時限
1.5 水1〜3
担当教員(ローマ字表記)
比江島 慎二 [HIEJIMA Shinji]
SDGs関連項目
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 海の豊かさを守ろう
対象学生
他学部学生の履修の可否
連絡先
086-251-8869 hiejima@cc.okayama-u.ac.jp
オフィスアワー
随時.ただし、e-mailでアポイントを取ること.
学部・研究科独自の項目
該当なし
使用言語
日本語
授業の概要
風、交通、地震等による構造物の振動や騒音に関して、2自由度以上の多自由度の自由振動や強制振動などの振動理論の基礎について講述する.
学習目的
風、交通、地震等による構造物の振動や騒音に関して、2自由度以上の多自由度の自由振動や強制振動などの振動理論の基礎を学ぶ.
到達目標
振動学に関する問題を発見し,課題を設定するための学力を習得する.また,同学問分野に対する知的好奇心を導き出すことで,継続的学習能力の向上をめざす.具体的には以下の4項目を学習目標とする.
1. 多自由度系の連成振動方程式をモード解析(固有値解析)できる能力.
2. 多自由度系構造物の振動機構を検討・分析し,振動方程式を導く能力.
3. 多自由度系の振動方程式から固有振動数とモードベクトルを求め,振動特性を把握する能力.
4. 地震,津波などの自然の振動現象やそれらの作用による多自由度系の実構造物の振動現象を理解する能力.
授業計画
※本年は対面授業を行わず,Moodleを使って下記の内容の説明資料を提供し,毎回課題を提出する形式で行います.
第1回:2自由度系の振動(2自由度系の振動方程式と解法,固有振動数とモードベクトル)
第2回:2自由度系の振動(基準座標)
第3回:2自由度系の振動(各種2自由度系の自由振動)
第4回:2自由度系の振動(無減衰系の強制振動)
第5回:多自由度系の自由振動(多自由度系の振動方程式,固有振動数とモードベクトル)
第6回:多自由度系の自由振動(モードベクトルの直交性,自由振動における基準座標への変換,初期外乱に対する応答)
第7回:多自由度系の振動(強制振動における基準座標への変換)
第8回:期末試験
授業時間外の学習(予習・復習)方法(成績評価への反映についても含む)
適宜レポートを課し,成績評価の2割に充てる.
授業形態
(1)授業形態-全授業時間に対する[講義形式]:[講義形式以外]の実施割合
100% : 0%
(2)授業全体中のアクティブ・ラーニング
協働的活動(ペア・グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなど)
なし
対話的活動(教員からの問いかけ、質疑応答など)
少ない
思考活動(クリティカル・シンキングの実行、問いを立てるなど)
少ない
理解の確認・促進(問題演習、小テスト、小レポート、授業の振り返りなど)
多い
(3)授業形態-実践型科目タイプ
該当しない
(4)授業形態-履修者への連絡事項
(1) 配布資料の有無/板書量:
・パワーポイントの資料:あり
・板書量: あり
(2) 小テスト: なし
(3) レポート: あり (数回実施し,次回の講義で提出,成績項目として評価される。)
(4) 可能な配慮内容
  :特別な配慮を必要とする場合は,事前にご相談ください。
使用メディア・機器・人的支援の活用
視聴覚メディア(PowerPointのスライド、CD、DVDなど)
少ない
学習管理システム(Moodleなど)
やや多い
人的支援(ゲストスピーカー、TA、ボランティアなど)
なし
履修者への連絡事項
・板書あり & スライドあり
教科書
備考
石田幸男、井上剛志 「機械振動工学」 培風館
参考書等
備考
小坪清真 「入門建設振動学」 森北出版
成績評価の方法
・成績はレポート20点,期末試験80点の100点満点で,60点以上を合格とする.
・なお,2/3以上の出席を単位取得条件とする.
・以下の4項目が評価基準である.
 1. 2自由度系以上の振動方程式を立てられる.
 2. 2自由度系の振動方程式からモード解析により固有振動数を求められる.
 3. モードベクトルの意味を理解できる.
 4. ラグランジュ方程式を用いて振動方程式を立てられる.
受講要件
「振動学Ⅰ」の講義を必ず受講していること。「環境解析学IA」「応用解析学A」「線形代数Ⅰ」を受講しておくことが望ましい.
教職課程該当科目
高等学校教諭一種免許状(工業)
入学年度の学生便覧を参照してください。
JABEEとの関連
土木工学の主要分野との関連:◎構造工学・地震工学・維持管理工学
SDGs関連項目

(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
実務経験のある教員による授業科目
該当する
地方自治体における橋梁に関する諮問委員など
備考/履修上の注意
履修上の注意:研究室配属で環境振動エネルギー学研究室(比江島研究室)への配属を希望する者は必ず受講してください.

実務経験の内容:地方自治体の委員
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