タイトル
2021 年度 第1学期
環境理工学部 環境デザイン工学科
日英区分: 日本語
振動学I
Environmental Vibrations I
 
講義番号 科目区分 学期
102102   第1学期
ナンバリングコード 教室
MDCB0ESCZ3001N 環境理工棟202講義室
必修・選択の別
 
単位数 曜日・時限
1.5 月2〜4
担当教員(ローマ字表記)
比江島 慎二 [HIEJIMA Shinji]
SDGs関連項目
  • エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 海の豊かさを守ろう
対象学生
他学部学生の履修の可否
連絡先
086-251-8869 hiejima@cc.okayama-u.ac.jp
オフィスアワー
随時.ただし、e-mailでアポイントを取ること.
学部・研究科独自の項目
該当なし
使用言語
日本語
授業の概要
風、交通、地震等による構造物振動や騒音などに関して、1自由度の自由振動や強制振動などの振動理論の基礎について講述する.
学習目的
風、交通、地震等による構造物振動や騒音などに関して、1自由度の自由振動や強制振動などの振動理論の基礎を学ぶ.
到達目標
振動学に関する問題を発見し,課題を設定するための学力を習得する.また,同学問分野に対する知的好奇心を導き出すことで,継続的学習能力の向上をめざす.具体的には以下の4項目を学習目標とする.
1. 振動の物理現象を数学的に理解する基礎能力.
2. 1自由度系構造物の振動機構を検討・分析し,振動方程式を導く能力.
3. 1自由度系の振動方程式や減衰自由振動波形から固有振動数や減衰比を求め,振動特性を把握する能力.
4. 地震,津波などの自然の振動現象やそれらの作用による1自由度系の実構造物の振動現象を理解する能力.
授業計画
※本年は対面授業を行わず,Moodleを使って下記の内容の説明資料を提供し,毎回課題を提出する形式で行います.
第1回:基礎知識(Newtonの法則,運動方程式,調和振動,調和振動の複素表示,フーリエ級数)
第2回:1自由度系の自由振動(無減衰自由振動系の振動方程式と解法,回転振動系の振動方程式,各種1自由度系)
第3回:様々な形状の慣性モーメントの求め方(円輪,円板,中空円筒,中実円柱,棒,長方形,直方体)
第4回:1自由度系の自由振動(減衰自由振動系の振動方程式と解法,自由振動波形から減衰比と固有振動数を求める方法)
    1自由度系の強制振動(重ね合わせの原理,無減衰系の強制振動,共振と耐振・制振・免振)
第5回:1自由度系の強制振動(減衰系の強制振動,応答曲線の特徴,変位による強制振動,振動絶縁)
第6回:振動とエネルギー,振動に関する演習
第7回:期末試験
第8回:期末試験の解答
授業時間外の学習(予習・復習)方法(成績評価への反映についても含む)
適宜レポートを課し,成績評価の2割に充てる.
授業形態
(1)授業形態-全授業時間に対する[講義形式]:[講義形式以外]の実施割合
100% : 0%
(2)授業全体中のアクティブ・ラーニング
協働的活動(ペア・グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなど)
なし
対話的活動(教員からの問いかけ、質疑応答など)
少ない
思考活動(クリティカル・シンキングの実行、問いを立てるなど)
少ない
理解の確認・促進(問題演習、小テスト、小レポート、授業の振り返りなど)
多い
(3)授業形態-実践型科目タイプ
該当しない
(4)授業形態-履修者への連絡事項
(1) 配布資料の有無/板書量:
・パワーポイントの資料:あり
・板書量: あり
(2) 小テスト: なし
(3) レポート: あり (数回実施し,次回の講義で提出,成績項目として評価される。)
(4) 可能な配慮内容
  :特別な配慮を必要とする場合は,事前にご相談ください。
使用メディア・機器・人的支援の活用
視聴覚メディア(PowerPointのスライド、CD、DVDなど)
少ない
学習管理システム(Moodleなど)
やや多い
人的支援(ゲストスピーカー、TA、ボランティアなど)
なし
履修者への連絡事項
・板書あり & スライドあり
教科書
備考
石田幸男、井上剛志 「機械振動工学」 培風館
参考書等
備考
小坪清真 「入門建設振動学」 森北出版
成績評価の方法
・成績はレポート20点,期末試験80点の100点満点で,60点以上を合格とする.
・なお,2/3以上の出席を単位取得条件とする.
・以下の4項目が評価基準である.
 1. 1自由度系の振動方程式を立てられる.
 2. 1自由度系の振動方程式から固有振動数,減衰比を求められる.
 3. 減衰自由振動波形から固有振動数,減衰比を求められる.
 4. 回転振動における種々の形状の物体の慣性モーメントを求められる.
受講要件
「環境解析学IB」「応用解析学A」を受講しておくことが望ましい.
教職課程該当科目
高等学校教諭一種免許状(理科)
入学年度の学生便覧を参照してください。
JABEEとの関連
土木工学の主要分野との関連:◎構造工学・地震工学・維持管理工学
SDGs関連項目

(エネルギー)すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する。
(インフラ、産業化、イノベーション)強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
(海洋資源)持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する。
実務経験のある教員による授業科目
該当する
地方自治体における橋梁に関する諮問委員など
備考/履修上の注意
履修上の注意:研究室配属で環境振動エネルギー学研究室(比江島研究室)への配属を希望する者は必ず受講してください.

実務経験の内容:地方自治体の委員
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