タイトル
2020 年度 第1学期
環境理工学部 環境デザイン工学科
日英区分: 日本語
水理計測法及び実験A
Laboratory Principles in Hydraulics A
 
講義番号 科目区分 学期
102042 専門科目 第1学期
ナンバリングコード 教室
MDCD2ESCZ3001A 環境理工学部棟104講義室
必修・選択の別
必修
単位数 曜日・時限
0.5 金7,金8
担当教員(ローマ字表記)
前野 詩朗 [MAENO Shiro], 吉田 圭介 [YOSHIDA Keisuke], 赤穗 良輔 [AKO Ryosuke]
対象学生
環境デザイン工学科3年生
他学部学生の履修の可否
対象学生の項目を参照
連絡先
数値実験:前野 maeno@okayama-u.ac.jp
模型実験:吉田 yoshida.k@okayama-u.ac.jp, 赤穗 akoh@okayama-u.ac.jp
オフィスアワー
学部・研究科独自の項目
該当なし
使用言語
日本語
授業の概要
水環境の総合評価のための実験調査等に必要となる物理測定の原理、測定値の精度と解釈、標準的物性、係数値、流れにおける分布型等について講述し、実際の河川環境における水環境調査における応用的側面も考慮して、水域の健全度の評価を行う際の基本的な計測・評価法を習得させる。
学習目的
水理計測法及び実験に関する問題を発見し,課題を設定するための学力を習得する。また、同学問分野に対する知的好奇心を抱かせることで、継続的学習能力の向上を図る。
到達目標
環境工学及び土木工学分野の基礎力,検討・分析し結論を導く能力,コミュニケーション・説明能力,計画性や実行能力を育む.具体的には以下の4項目の能力を習得することを目標とする.
1. 水理計測の基礎的手法および水理計測の原理と測定値を正しく解釈する能力
2. 実験結果を検討・分析し結論を導く能力
3. コミュニケーション・説明能力
4. 計画性・実行能力
授業計画
●2020年度は新型コロナウイルス感染症対策のため,授業実施方法が通常とは異なります.詳細はMoodleにて説明を行っていますので,各自,参照してください.

第 1週 ガイダンス、実験法概説(オンライン)
第 2,3週 模型実験(常流・射流、跳水と損失水頭、水槽からの流出、未定)
第 4,5週 数値実験(河川流の数値解析、氾濫流の数値解析、開水路流れの数値解析)
第 6週 レポート指導(夏季休暇中実施、日時後日指定)
第 7週 成果発表会(夏季休暇中実施、日時後日指定)

変更があれば、授業時やMoodleにて説明します.
授業時間外の学習(予習・復習)方法(成績評価への反映についても含む)
事前配布資料を熟読の上、実験当日に持参すること。また講義科目「水理学及び演習」および「水理設計学及び演習」の関連箇所を復習しておくこと。
授業形態
(1)授業形態-全授業時間に対する[講義形式]:[講義形式以外]の実施割合
50% : 50%
(2)授業全体中のアクティブ・ラーニング
協働的活動(ペア・グループワーク、ディスカッション、プレゼンテーションなど)
多い
対話的活動(教員からの問いかけ、質疑応答など)
多い
思考活動(クリティカル・シンキングの実行、問いを立てるなど)
やや多い
理解の確認・促進(問題演習、小テスト、小レポート、授業の振り返りなど)
少ない
(3)授業形態-実践型科目タイプ
該当しない
(4)授業形態-履修者への連絡事項
特別な配慮を必要とする場合は,事前にご相談ください。
使用メディア・機器・人的支援の活用
視聴覚メディア(PowerPointのスライド、CD、DVDなど)
少ない
学習管理システム(Moodleなど)
なし
人的支援(ゲストスピーカー、TA、ボランティアなど)
多い
履修者への連絡事項
特別な配慮を必要とする場合は,事前にご相談ください。
教科書
備考
なし
参考書
備考
水理公式集(土木学会編)は閲覧できるようにする。他は授業でプリントを配る。
成績評価基準(授業評価方法)
基本的に参加することが最低要件なので、実験のレポート点を100点満点で評価する。
なお,到達目標に対する評価方法を下記に示す.
1. 成層流体,開水路の主流速分布,不等流の水面形,跳水における流れの遷移,およびマニングの粗度係数について理解していること.
2. 数値実験,模型実験および開水路での現地実験などから得られた結果を整理・解析し,実験の目的に対する適切な結論を導けること.
3. グループ単位で行う実験作業において,自らの考えを他者に適切に伝え,他者の意見を聞き,情報や意見をやり取りすることができること.
4. 与えられた時間の中で実験結果の整理を計画的に進めることができ,グループワークにおけるそれぞれの担当内容を遂行できること.
担当教員の研究活動との関連
担当教員は各地の湖沼・河川・沿岸域で水理学の研究を行っている。この講義は、担当教員の専門分野を含む水理学、沿岸環境学及び環境水理学をはじめ、その基礎となる学問全般を研究する上で必須となる知識技術を教授するものである。
受講要件
「水理学及び演習」、「水理設計学及び演習」、「沿岸環境学」、「河川環境学」、「環境水理学」を履修していることが望ましい。
教職課程該当科目
高等学校教諭一種免許状(工業)
入学年度の学生便覧を参照してください。
JABEEとの関連
個別分野との関連:◎水工学
持続可能な開発目標(SDGs)

実務経験のある教員による授業科目
備考/履修上の注意/実務経験の内容
学会・現場で多用される水関連分野の実験式を理解して使用し、状況に応じて計測項目を選択するなど卒業後に応用できる能力を培うよう指導する。講義中の質問は歓迎するが、場合によって来室しての質問も受付ける。データの整理・解釈について質問のある場合は媒体にファイルを準備してくること。
遅刻の場合、原則、参加不可とする。模型実験ではサンダル履きは厳禁とする。
学研災保険に未加入の者は原則、参加不可とする。
模型実験では筆記用具、関数電卓および配布資料を必ず持参すること。
コンピテンシー
項目割合
【 教 養 】倫理的に考える力 
【 教 養 】論理的に考える力 
【 専門性 】専門的な知識40%
【 専門性 】問題を発見する力 
【 情報力 】情報を収集し、分析し、活用する力20%
【 行動力 】コミュニケーション力20%
【 行動力 】リーダーシップをもって計画的に実行する力20%
【自己実現力】自己を確立する力 
関連割合の合計100%
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